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ご挨拶|静かな山荘へ、ふらりと向かった有馬の夜

こんにちは。「一湯一会」へようこそ。
今回訪れたのは、有馬温泉の山あいに静かに佇む「有馬山叢 御所別墅」。
ふと、静かな場所に身を置きたくなり、そのまま有馬へ向かった旅でした。予定を詰め込まない“思い立つ旅”は、どこか心が軽くなります。
夕食は、同じ御所坊グループの「ホテル花小宿」でいただくことに。湯けむり漂う温泉街を車で送って頂く夜道さえ、特別な時間に感じられました。
喧騒から少し離れ、森の静けさと温泉に包まれる夜。
今回は、「有馬山叢 御所別墅」で過ごした滞在記を、旅の余韻とともに綴ります。
有馬山叢 御所別墅|有馬の山あいに佇む静寂の宿

有馬温泉街の賑わいから少し離れた場所にある御所別墅。宿へ向かうにつれて、空気がゆっくり変わっていきます。
観光地のざわめきが遠のき、木々の気配や風の音が近づいてくる。その変化だけで、心が静かに整っていくようでした。
御所別墅は、華やかな高級旅館というより、“静寂を味わうための山荘”という言葉がよく似合う宿。
今回滞在したヴィラタイプは天井が高く、開放感が心地よい空間。かたやメゾネットタイプは螺旋階段を介した二階建てで、より深いプライベート感があります。
到着した瞬間から、時間の流れがゆるやかに変わっていくのを感じました。
客室|木の温もりに包まれる、落ち着いた空間

客室に入ると、まず木の柔らかな香りがふわりと広がります。
大きな窓の向こうには静かな緑。有馬の山の空気が、部屋の中までそっと入り込んでくるようでした。
派手な装飾ではなく、自然素材を活かした落ち着いた空間。その静けさが心地よく、何もしない時間が贅沢に感じられる宿です。
金泉に包まれる時間|身体だけでなく心までほどける湯

有馬といえば、やはり金泉。赤褐色のお湯に身を沈めると、身体の芯からじんわり温まっていきます。
静かな湯殿に響くのは、お湯の揺れる音だけ。御所泉源と妬泉源の湯がふわりと身体を包み込み、有馬らしい濃い温もりがゆっくり広がっていきました。
湯上がりの身体には、しばらく温かさが残り、心までゆるんでいくような感覚があります。

部屋で源泉を愉しむ時間もまた格別。外の静けさと湯の温もりが、心をそっとほどいてくれます。
御所別墅のお湯は身体を温める、というより“染み込む”感覚で、湯に包まれる感じです。

サーマルルーム(低温サウナ)は、体温に近い穏やかな温熱空間。深くリラックスしながら、身体の内側がじんわり活性化していくのを感じます。
部屋風呂とサーマルルームを行き来するだけで、日常のすべてがふっと解けていくようでした。
夕食は「ホテル花小宿」へ|有馬の夜を歩く小さな旅

今回は急な滞在だったこともあり、夕食は「ホテル花小宿」でいただきました。
宿から温泉街へ向かう夜道も、有馬旅の楽しみのひとつ。送迎車に揺られながら眺める柔らかな灯りは、どこか懐かしく、心が落ち着いていきます。
花小宿はクラシカルで落ち着いた空気を持つ宿。御所別墅とはまた違う魅力があり、有馬の夜をより深く味わわせてくれました。
夜の御所別墅|静寂に還る時間

夜の御所別墅は、さらに静けさを増します。
窓を開けると、ひんやりした夜気と、森の匂いがふわり。聞こえるのは風の音と、木々が揺れる気配だけ。
テレビやスマートフォンから少し距離を置き、ただ静かな空間に身を置いていると、頭の中のざわめきがゆっくり消えていきました。
“何もしない時間”が、こんなにも心を整えてくれるのだと実感します。
朝の有馬|やわらかな光に包まれる山の時間

朝の有馬は、夜とはまた違う優しさがあります。
窓の外に広がる静かな緑。澄んだ空気。柔らかく差し込む朝の光。
早朝の温泉に浸かりながら眺める景色は、身体も心もゆっくり整えてくれるようでした。
まとめ|有馬の静寂に身をゆだねる、大人の温泉時間

「有馬山叢 御所別墅」は、ただ泊まるだけではなく、“静かな時間を取り戻すための宿”。
森に包まれ、金泉に癒され、有馬の夜を歩き、静寂の中で過ごす時間。
そのひとつひとつが、心をゆっくり整えてくれます。
忙しい毎日から少し離れ、ただ静かに過ごしたい時。御所別墅は、森の静けさと金泉に包まれながら、気づけば、自分の呼吸までゆっくり整っていく。
御所別墅は、そんな時間が流れる宿でした。
おわりに
旅先で出会う静けさは、ときに温泉以上に深く心に残ります。有馬の山あいで過ごした穏やかな時間が、これから訪れる誰かにとっても、心ほどける旅になりますように。
それではまた、「一湯一会」でお会いしましょう。

